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Eleventh Hourは、生物物理学者のフッドと、FBI女性捜査官レイチェルのコンビが、難事件を科学によって解決していくサスペンスドラマ。

一見冷たそうに見えるフッドが時々見せる人間味、あるいは正義感溢れる完璧主義のレイチェルが時々見せる人間味が、いつのまにか視聴者を二人のファンにしてしまうのだろと思います。

ちなみにタイトルのeleventh hourというのは土壇場という意味です。

GYAO Eleventh Hour(イレブンス・アワー)

→ Episode 2 からピックアップした英会話はこちら(※ネタバレ有)

今回はEpisode 8のシーンから。

レイチェルと、元FBIで今は大学の警備責任者をしているミラーとの会話です。

FBI捜査官と元FBIという立場での話です。

Miller: Tough detail?

Rachel: Fascinating detail. I mean,Hood is …

Miller: Very smart.

Rachel: Yes.

Miller: Very smart. But, you know, you’re not so bad yourself.

Rachel: Oh, thanks.

Miller: Creative. Intuitive. Pretty.

Rachel: I knew you were going to say that.

Miller: You did?

Rachel: Intuitive.

Miller: Yeah.

Rachel: Yeah.

Miller: Nice. No, I was talking about the the detail, you know? The grind. The road. The endless hotel beds and, you know, rental cars.

Rachel: It’s all a blur. No, it’s hard when I get back to my real life. You know?

Miller: Yeah. I hear you. I mean, uh, no, that’s what ended my marriage.
Part of the reason why I wound up here.

Rachel: How are we supposed to have relationships in this job?

Miller: Well, I guess you take what you can get and be thankful.

Rachel: That makes us sound desperate.

Miller: Not me. I’m a civilian now. I have a car.

Rachel: Oh, right.

Miller: And an apartment.

Rachel: Your own bed.

Miller: Yeah. It’s nice.

Rachel: Must be nice.

【訳】

ミラー「忙しいかい?」

レイチェル「でも面白いわ。フッドは……」

ミラー「とても頭がいい」

レイチェル「そう」

ミラー「とてもね。だけど、君も悪くないよ」

レイチェル「どうも」

ミラー「創造力があって、直観力もあって、きれいだ」

レイチェル「そういうと思ってた」

ミラー「ほんと?」

レイチェル「直感でね」

ミラー「そうか」

レイチェル「そう」

ミラー「なるほど。辛いことも多いだろってこと。決まり切った仕事。移動。終わりのないホテル暮らし。レンタカー」

レイチェル「どれもぼんやりしてる。いえ、本当の生活に戻るのが難しいわ。わかる?」

ミラー「ああ、わかるよ。だから、離婚して、ここにいるんだ」

レイチェル「こんな仕事じゃ恋愛なんて……」

ミラー「そうだな。確かに。得られるだけでもありがたいと思わないとな」

レイチェル「私たちって絶望的ね」

ミラー「俺は違うさ。今は民間人だ。車もある」

レイチェル「そうね」

ミラー「アパートも」

レイチェル「ベッドも?」

ミラー「ああ、いいのがね」

レイチェル「でしょうね」

 

Tough detail? の、detail は特別任務の分遣隊という意味で、ここでは大変な仕事だね、という問いかけです。

 

smart は、日本では痩せている人のことを言うことがありますが、英語では頭がよいことを言います。

 

you’re not so bad は、君は悪くはないという意味です。

 

I knew you were going to say that. は、前から訳すと、私は知っていた あなたがそう言うだろうということを、となります。

 

The grind. の grind は、研ぐ・磨くという意味の動詞ですが、単数系の名刺で使う場合は、つらい単調な仕事(勉強)という意味になります。

 

It’s all a blur. は、 blur で不鮮明という意味なので、みんな不鮮明、つまりあまり覚えていないといった意味です。

 

I hear you. は、相手が言ったことに対して、わかるよ、という意味の表現ですので、このまま丸ごと覚えてしまいましょう。

 

Part of the reason why I wound up herewind up は、~という結果に終わるという意味なので、直訳すると、結局わたしがここにいる理由の一部だ、という意味になります。

 

How are we supposed to have relationships in this job? は、 be supposed to で~することになっているという意味、How are we supposed to で、私たちはどのように~することになっているのか、という意味です。また、have relationship で(異性と)付き合うという意味なので、全体を直訳すると、私たちはこの仕事で、異性とどう付き合うことになっているのか?という意味になります。つまり、この仕事をしていたら恋愛は難しいよね、という意味です。

 

I guess you take what you can get and be thankful.I guess は~だろうという意味です。be thankful はありがたく思うということなので、訳してみると、君が手に入れられるものをつかまえて感謝するんだろうね、ということになります。つまり、手に入れられるものがあれば感謝すべきだけど難しいだろう、というニュアンスです。

 

That makes us sound desperate. の desperate は絶望的という意味です。

 

レイチェルの人間的な面に触れて、彼女の魅力に引き込まれてしまいますね。

一方で、FBI捜査官のような仕事は本当に大変なんだろうなと想像しました。

メインストーリーとは別に、フッドやレイチェルの人生がどうなっていくのかも含め、今後の展開がまた楽しみです。