片言レベルの英会話でいいなら、読解力はあまり求めなくてもいいかもしれません。
しかし、ネイティブの人が言っていることを的確に理解したり、複雑なことをきちんと伝えられるようになりたいと思えば、文章の読解力は必要だと思います。

日本語でも、本をよく読んでいる人とそうでない人の理解力の差はずいぶんあると感じます。
同じように英語でも、新聞や本などをよく読んでいる人とそうでない人の違いは随分あります。

私自身が英会話をきちんと使えるようになりたいと思ったのは二十歳の頃からですが、いわゆる英語検定試験のテストなどの文法を基礎から学びなおしました。
そのことが後々に英会話の実践のときになって大きく役立ちました。
基礎的な知識があるのとないのでは、実践をやり始めたときの成長速度が格段と違うと思います。

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私の読解独学法

第一段階 英語の参考書からの勉強
毎日のほとんどを英語漬けで過ごせる環境なら、ここはなくてもいいのかもしれません。
日本人が日本語を話すために、文法を学ばなくても自然と人の話が理解でき、自分も話ができるのは、一日のほとんどを日本語環境え過ごしているからです。
しかし、それが難しいのであれば、参考書で効率的に基礎を学ぶ方が結果的に近道になると思います。
一定の壁を超えるまでは退屈で飽きてしまうこともありますが、根気よく続けましょう。
そのことは必ず将来の英語力に活きてきます。

第二段階 日本の英字新聞や日本の英字サイトを読む
日本の新聞社やテレビ局の英語サイトは、比較的平易な英語で書かれているものが多いので、読解速度を上げる練習として最適な教材です。
日本のニュースが多いので、わからない単語が出てきても想像がつきやすく、また、ニュースは毎日内容が変わるので継続的に分量を読むことができます。
わからない単語は印をつけながらいったん読み飛ばして、ひとつの記事を最後まで読んだら、もう一度、今度はわからなかたっところを調べながら読みます。
文法的な基礎ができていれば、多少のわからない単語があっても全体としては理解できるはずです。

英語をたくさん読むことで、英語の語順に慣れることができます。
特に関係代名詞などが入った文章に慣れてくると、結構長い文章でもすんなり理解できるようになってきます。
また、最初は日本語に訳して読んでしまいがちですが、慣れてくると英語を英語のまま理解することができるようになります。

第三段階 自分の考えを英文で書いてみる
日記でも、ニュースに対する考えでも、なんでも構いません。
自分の言葉で英文を書く練習をします。
間違ってもいいのでどんどん文字を書いてアウトプットする速度を上げていきます。

おすすめはlang-8を使って日記を書くことです。
添削を受けることができるので、自分ではわからない間違いを修正することができ、また、自然な表現を身に着けていくことができます。

あるいは、英語でSNSに記事を書くのもいい練習になります。
外国人とSNS上で繋がりを持って、英語でやり取りしてみるのも練習になります。

 

第三段階まで来るまでに他のことをしないというよりも、できないながらも英会話カフェに参加してみたり、オンライン英会話にチャレンジしてみたりと、英語に触れる機会は少しでも多く持つといいと思います。
実践こそ目指すところであり、自分の成長を確認できる場でもあります。

読む力と書く力がついてくると、会話の相手が発する英語も結構きちんと理解できるようになっていきますし、自分の表現方法も豊かになっていきます。
英会話だけでなく、英語で書かれた文献を読んだり、インターネットで英語のページを読んだりすることで、学べることがさらに広がっていくのはとても楽しいことです。

コツコツと積み重ねていったことは必ず自分に返ってくると信じて、焦らずに学んでいってください!