Cold-Case-Season4

今回もCold Case(コールドケース)からです。

Season 4 Episode 6と7がGYAOにアップされていましたのでさっそく視聴しましたが、やっぱり面白いですね。

まだ見ていない方はこちらから → GYAO コールドケース シーズン4

Season 4 Episode 4 のシーンからピックアップした英会話はこちら
Season 4 Episode 11 のシーンからピックアップした英会話はこちら
Season 4 Episode 14 のシーンからピックアップした英会話はこちら

Season 4 – Episode 7 (シーズン4の第7話 18:40あたりから)より

Episode 7の元題はThe Keyでしたが、日本版のタイトルは「日食」でした。

どちらのタイトルもストーリーを見るとなるほどという感じです。

舞台は1979年、大人たちは互いのパートナー交換するという行き過ぎた遊びを楽しんでいました。

教師のリビーは、不倫相手の息子ジェッドの車で送ってもらいますが、その車の中での会話です。

Jed: You know, Mrs.Bradley

Libby: Libby. Please, I’m not that ancient.

Jed: You were, like, my favorite teacher in fifth grade. All that stuff you taught us about astronomy? I’m, I’m totally into it now.

Libby: Well, that’s nice, Jed.

Jed: There’s so much going on out there. The universe is expanding. Here it’s just it’s always the same.

Libby: Ah, here’s not that bad.

Jed: Yeah. It kind of is.

Libby: You’ve got your whole life ahead of you. You can do anything that you want. Just don’t wait until it’s too late.

Jed: Like you did?

Libby: Yeah. Right.

【訳】

ジェッド「ブラッドリー先生」

リビー「リビーって呼んで。昔じゃないんだから」

ジェッド「5年生の時、好きな先生でした。天文学を教えてくれましたよね。今ではそれに夢中です」

リビー「それはよかったわ、ジェッド」

ジェッド「宇宙はどんどん広がっているのに。ここはいつまでたっても同じ」

リビー「ここも悪くないわ」

ジェッド「まあ、そうですね」

リビー「あたなの人生はこれからよ。やりたいことを何でもできる。やらずに後悔しないで」

ジェッド「先生みたいに?」

リビー「ええ、そうね」

 

You know はよく聞くフレーズですが、色々なパターンを聞いて使えるようにしたいフレーズですね。

ここでは「ええと、」といった次の言葉を探しているときの意味合いでしょうけれども、ほかにも「知っているでしょう」「~じゃない?」といったニュアンスで使うときもあります。

 

I’m not that ancient. は、直訳すれば昔の私(that)じゃないという意味ですね。もう先生と生徒じゃないんだからということです。

 

I’m totally into it now. の into は夢中になるという意味で、趣味などだけでなく、I’m into you.(君に夢中)といった感じで使われることもあります。

 

It kind of is. は、そんな感じですね、といった相槌です。よく会話の中で kind of と言われることがありますが、そうだね、といったニュアンスですね。

 

You’ve got your whole life ahead of you. の部分は、You have got (it) であなたはそれを持っているという意味になるので、直訳すると、「あなたの前にすべての人生が広がっている」ということになります。

 

リリーの Just don’t wait until it’s too late. は「手遅れになるまで待ってはいけない」という意味で、それに対するジェッドの受け答えは Like you did? というもの、つまり「あなたがそうだったように?」でした。

厳しい一言ですが、このシーンでは心に響きます。

 

このあともしばらく車中での会話が続きますので、興味がある方は本編をご覧になってみてください。

 

COLD CASEシリーズは、音楽にもこだわりがある作品として知られていますが、セリフの端々に古い歌のタイトルや歌詞のフレーズが入ってくるような気がします。

ちなみに、今回のエピソードは、なんだかいつも以上に切なくなる結末でした。

個人的にはこういうストーリー、好きなんですよね。